外窓交換のカバー工法にはどんな効果があるのか？
外窓交換のカバー工法には、はっきりと実感できる効果があります。
とくに大きなメリットは、「2回開け閉めしなくていい」という、内窓にはない快適さです。内窓にしてみたものの、朝の出入りや換気のたびに2枚の窓をいちいち開け閉めするのが面倒になる方も少なくありません。それに、ふかし枠で部屋側にせり出してくるあの出っ張り。見た目もごつくなってしまって、正直、空間の印象が野暮ったくなります。
その点、カバー工法で外窓そのものを交換すれば、見た目はすっきりと新築のような仕上がりになります。さらに断熱・防音性能も向上。LIXILの「リプラス」と「リシェント」を組み合わせることで、窓も玄関も一気に快適に生まれ変わります。見た目も使い勝手も、気になっていた部分が全て解決されます。
カバー工法の効果を詳しく解説｜家全体で断熱性はどう変わる？
外窓や玄関ドアをカバー工法でリフォームする最大の効果は、断熱性の劇的な向上です。従来のアルミサッシ＋単板ガラスでは、冬は冷気が入りやすく、夏は熱気がこもりやすいという問題がありました。
しかし、LIXILの「リプラス」はLow-E複層ガラス仕様で、既存の枠の上から新しい高性能サッシを取り付けるため、壁やクロスを壊すことなく高断熱化が実現できます。
玄関や勝手口も「リシェント」でリフォームすれば、家中の開口部からの熱損失をまとめて抑えることができます。これはUA値（外皮平均熱貫流率）を大きく改善する効果があり、冬場の冷え込み、夏場の室温上昇を抑制します。
特に築30年以上の戸建て住宅では、断熱リフォームの効果が非常に高く、光熱費削減にも直結するメリットがあります。
リプラスとリシェントの仕様比較｜断熱性能と補助金対応を確認
LIXILの「リプラス」は、断熱性能に応じてSグレード・Aグレード・Bグレードの3種から選べます。Aグレード以上の仕様であれば、「先進的窓リノベ2025事業」の補助金対象となり、1窓あたり最大87,000円の補助を受けることが可能です。
玄関ドアの「リシェント」は、「リシェント玄関ドア3」が主力商品。なかでも高断熱仕様の親子ドア12N型（採風機構付き）は人気が高く、デザイン性と断熱性能を兼ね備えたモデル、補助額は87,000円として見積で選定できます。
勝手口用には「リシェント勝手口ドア」シリーズがあり、ガラス部をトリプルガラス仕様の高断熱タイプを選ぶことで、58,000円の補助金対象になります。
これらを組み合わせれば、窓もドアもすべて先進的窓リノベ事業のＡグレード以上の補助対象になり、一軒家まるごとのリフォームで100万円を超える補助金を得られる可能性もあります。
実際に、私がリフォームしたお家は窓が14カ所、玄関ドア、勝手口ドアで144万9,000円の補助額でした。先進的窓リノベ事業のＡグレード、1つはSSグレード。だいたいこのようになります。ご参考にしてみてください。
カバー工法は値段が高い商品ですが補助も本当に大きい。2025年がラスト年です。
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安く見積もってもらうことも大切です。
家中リフォームした人の声｜外窓16カ所と玄関・勝手口の体験談
築35年の木造住宅。冬の朝は窓際が氷のように冷たかったけど、リプラスにしたら本当に暖かい。エアコンの設定温度を2℃下げても快適です。
（出典：https://limia.jp/idea/750487/）
リシェントの玄関ドアに替えて、防音効果もかなり実感。外の車の音や話し声が気にならなくなり、室内が静かになりました。
（出典：https://www.lixil.co.jp/reform/support/voice/door3/）
全部で200万円近くかかったけど、補助金が100万円弱出たので助かりました。施工も2日で完了、住みながらできたのも良かった。
（出典：https://www.homepro.jp/voice/45896.html）
全体の断熱・遮音・デザインの統一感も得られ、満足度の高いリフォームになったという声が多数です。
よくある質問に答えます｜施工・費用・効果などのQ&A
Q1. 壁を壊さずに本当に断熱性能が上がるの？
→ はい。既存枠の上に高性能な樹脂サッシ＋複層ガラスを被せる構造なので、壁や床を壊さず断熱性が格段に向上します。
Q2. 工期はどのくらい？住みながら可能？
→ 窓は1カ所あたり約2〜3時間、玄関・勝手口も1日以内。住みながら工事可能で、生活に支障はほとんどありません。
Q3. 価格はどれくらい？
→ 外窓1カ所で約10～15万円、玄関ドアは30〜50万円が目安。まとめて依頼すると一括見積での割引が得られることもあります。
Q4. 補助金の申請はどうやる？
→ 補助金の申請は施工会社が代行してくれるケースが多いです。対象商品を選べば、面倒な手続きなしで補助が受けられるのも安心ポイントです。
価格・補助金・依頼方法｜家じゅうリフォームの進め方と注意点
窓・玄関・勝手口のカバー工法リフォームは、一括で依頼するのが断然お得です。まとめて施工することで工期も短縮でき、費用の総額も抑えやすくなります。
実際、16カ所の外窓と玄関・勝手口すべてを高断熱仕様で施工した場合、定価ベースで180〜220万円前後になることもありますが、補助金を活用すれば最大200万円超の補助を得られる可能性もあります。
依頼の流れとしては、まず信頼できるリフォーム会社から無料見積もりを取りましょう。複数社のプランを比較することで、価格・施工品質・補助金対応の面で最適な選択ができます。
まとめ｜将来の快適さは窓とドアで変わる
家じゅうの窓とドアをカバー工法で一新することで、冷え込む朝も結露に悩む夜も、静かで快適な暮らしが当たり前になります。
断熱された空間は光熱費の節約にもつながり、家族との時間もより穏やかに。
――そんな未来が、あなたにも訪れるかもしれません。