二重窓をつけるときの欠点は以下の通りです。
①つけていたロールスクリーンがつけれなくなる。
②部屋を狭く感じる
③庭やベランダへ出るときの2回の開け閉め
④テラス窓でつまづく(レールが付く)
⑤いきなりの大雨に気づかない(洗濯物取り込み忘れ)
⑥二重窓の見積は業者によって差がありすぎる
私はメーカー代理店に勤務しています。
リクシルインプラス9割、YKKプラマードU1割、
いままでたくさんの二重窓を取り付けてきました。
自宅にも2023年の7月、二重窓を取り付けしました。
①ロールスクリーンがつけられなくなる
二重窓の欠点は
ロールスクリーンが付けれなくなってしまうこと。
窓の内側にあるロールスクリーンは撤去して
二重窓を取り付けることになります。
ブラインドも同じです。
だから外からの視線を遮っていたロールスクリーンがなくなってしまうと
意外と視線を感じてしまうことがあるかもしれません。
二重窓のガラスを”スリガラス”(曇ったガラス)にすると
見えなくなるようにできますが
人影がなくなるようにはできません。
外付けのロールスクリーンやブラインド、
ガラスにフィルムを貼ると解消できます。
②部屋を狭く感じる
出窓だったところに二重窓は
一番手前に合わせて二重窓を取り付けます。
出窓の下からの冷気に対応するためです。
なので部屋が狭く感じてしまいます。
また、7センチの枠の幅が足りないときは
”ふかし枠”といって新しい枠を取り付けて二重窓です。
ちょっと壁より内側に二重窓が出てくるので
これも狭く感じてしまうかもしれません。
③ベランダなどは開け閉め2回で出入りが面倒に感じる
ベランダの二重窓は
ベランダへ出るときは開け閉めが二回です。
縁側など洗濯物を干すときに庭に出る時も
二重窓なら開け閉めが2回。
そのうち面倒だな、と思うときがあるかもしれません。
私のお客様で、古い内窓インプラスを撤去してから
ガラス交換にわざわざ変更したお客様がいらっしゃいました。
断熱効果よりも利便性を取る方もいらっしゃいます。
④テラス窓でつまづく(外へ出るところの窓)
テラス窓に二重窓は、
下側にレールが7mmほど付きます、
ちょっとつまづくことがあります。
ホコリもホウキなどで外へ出しにくくなります。
⑤イキナリの大雨に気が付かない。
昔はイキナリの大雨は音で気づくので
洗濯物を取り込み忘れることはありませんでした。
二重窓にすると全くと言っていいほど外の音は聞こえません。
とくに大雨の音は聞こえないです。
デメリットとして干していた洗濯物が取り込み遅れて
びしょびしょになる、
そんなことがあるかもしれません。
⑦業者によって金額に差がありすぎる。
二重窓はまだまだ、いくらが相場なんてわからないのが現状。
メーカーの定価見積もりは
家一軒まるごとだと280万くらいです。
補助金は60万。
妥当なみつもりは120万あたりです。
しかしながら200万以上で
補助金が60万など、
あまりお客様にとって得ではない見積、業者さんがいたりします。
2,3社は合い見積もりを取った方がいいです。
それか知り合いの工務店さんなどに頼むといいかもしれません。
ついでにこちらから
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二重窓、いろいろ出てくる小さなデメリット。
小さなことですがいろいろデメリットがあります、
つける前に、こんなはずじゃなかったと思わないためにも
一読してもらえれば助かります。
二重窓が壁より手前に出っ張ってくるときもある。
7センチ、正確には6.5センチですが奥行きがない場合は
二重窓は手前に少し出てきます。
マンションなどは専用のふかし枠があるのでそれで対応します。
出窓は一番手前に内窓
出窓のところに二重窓をすると、壁のツラに面して二重窓なので
出窓の奥行を感じられなくなります。
出窓になにか飾っていたら、それは見えにくくなるかも。
ガラスルーバー窓に内窓はクルクルハンドルが邪魔して間が空く。
7センチの窓枠がないとふかし枠が必要。
内側に出っ張ってくる
カーテンレールをやり直しする場合がある
窓枠の深さが7センチに足りないときは
二重窓が壁よりも手前に設置されて
カーテンと干渉してしまう場合があります。
けつまづく(ちょっとした段差ができる)
掃き出し窓は下にレールが付いてしまいます。
ウッドデッキへでるときに
思わず蹴つまずいてしまう、そんな時があるかもしれません。
クレセント干渉の可能性(クレセントカット)
内側から回すようにカギをするやつをクレセントといいます。
二重窓を全開してからでないと
カギ(クレセント)が施錠できないので、けっこう面倒です。
二重窓が邪魔してクレセントが回らないので
クレセント自体をペンチなどでちょん切って
回るようにします。
クレセントカットすれば対応できますが
それでも開け閉めが面倒に感じるかもしれません。
洗濯物を取り込みしそこなう(大雨)
洗濯物を取り込みし損なうほど、
二重窓を設置すると
外の雨の音はまったく聞こえません。
いきなり大雨が来ても気付きにくいです。
防音効果が逆にデメリットになってしまい、
洗濯物を取り込み忘れるということもしばしば起こります。
それほど防音効果はすごいです。
見積に差がありすぎる
私はリクシルのメーカー代理店に勤務しています。
二重窓インプラスは毎日見積りしています。
家一軒まるごとだと二重窓の定価は300万です。
しかし実際のお値段は半分でやってくれるところもあるでしょう。
補助金が60万前後(家一軒まるごと)なので
120万~150万が費用の相場です、
それ以上の金額は高いかもしれません。
国のホームページでも2分の1相当の補助と書いてあるので
費用の2分の1が補助になるように
見積をだしてくれる業者さんが妥当な金額です。
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二重窓は効果なし?
寒くない、暑くない、騒音防止、結露防止、
人間は18度以下は寒い、不快に感じるという
スウェーデンのデータがあります。
二重窓をつけても18度以下なら不快に感じて
「効果なし」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
また二重窓には3段階の断熱グレードがあります。
二重窓は結露に効果あり
結露にはかなり効果があります。
アルミ枠に結露していた場合、
二重窓にするとほとんど結露は見受けられません。
私の場合はLow-eガラスにアルゴンガス入りにしていて
Sグレードです。まったく結露しなくなりました。
そして樹脂の枠なのでサッシが冷たくならないです。
冷たくならないので水滴は付きにくいです。
二重窓は樹脂サッシなので
とても結露しにくい素材です。
二重サッシは騒音に効果抜群
ガラス交換やペアガラスのサッシよりもかなり防音効果が高いです。
そもそも二重の窓は騒音にとても効果アリです。
それが空気を遮断するようにピシャリと音漏れがしません。
空気が漏れないということは音も漏れないということ。
外の騒音も気にならないのですが、
家の中の声も外に漏れないのは事実です。
二重サッシの費用はいくら
二重サッシの費用は家1軒まるごと15か所なら90万くらいです。
補助金は57万。
おおよそ50%以上を補助してくれます。
5,6ヵ所の一部分だと30万~40万。
補助金は14万くらいです。
二重窓はなぜ暖かい?
二重窓が暖かい理由は、熱を取り込み、外へ逃がさない窓ガラスだから。
「熱線吸収ガラス」といってグリーンガラスにすると
外の熱を取り込みながらも外へ出してくれます;